イギリスといえばカジノだけでなくオンラインカジノも盛んな国として知られていますが、イギリスのGambling Commission（賭博規制委員会）は2020年４月を持ってオンラインカジノでのクレジットカードの使用を禁止することを公表しました。

オンラインカジノもオフラインカジノもクレカの使用禁止

クレジットカードを通してオンラインカジノへの入金は一般的な入金方法の１つですが、英国の賭博規制委員会は2020年4月14日を持って、国内のライセンス所有の宝くじやスクラッチカードを取り扱っている小売店以外を除くすべてのオンラインカジノまたはオフラインカジノでクレジットカードの使用を禁止することを決定しました。

使用禁止の背景

このようにクレジットカードの使用が禁止される背景には、近年増えるオンラインプラットフォームとランドカジノアウトレットの豊富な選択肢が増えたことにより、ギャンブル中毒になるプレイヤーも増加しているとみられ、これらのプレイヤーを保護する必要性があるためだと挙げられています。

厳しくなるギャンブル規制

クレジットカードはその利便性を提供するとともに、どのプレイヤーがギャンブルに対して多額の資金を費やしているのか識別できるツールともなります。また、ギャンブル委員会の最高経営責任者ニール・マッカーサー氏は、ギャンブルでクレジットカードを使用不可にすることで、ギャンブル依存症の方が私生活に支障をきたす多額のお金でギャンブルをしてしまうリスクを最小限に抑えられることを期待していること、そして増加するギャンブル依存症に対処するための取り組みの一環として社会的責任措置を見直した上でこのような決定をくだしたと述べています。 なお、クレジットカードの使用はギャンブル中毒者に対して追加的な影響を与えるものとされています。特にプレイヤークレジットカードを利用することにより決済会社より発生する手数料によって悪化される場合もあると考えられており、プレイヤーはブレークイーブンしても手数料をカバーできる程のより大きな勝利を追えると信じ込んでしまい、その結果、より多くのお金でギャンブルを行ってしまう可能性が高いとされています。

ライセンスの条件強化

さらにギャンブル事業者、金融業界関連企業、ギャンブル委員会は、ギャンブル依存症の問題の解決策に取り組むためにも、英国のライセンス条件に改正点が追加されることも公表されました。 改正に内容としては、英国ライセンス保有しているすべてのオンラインギャンブル事業者はGamStopとも知られているオンライン自己排除スキームにサインアップし、なおかつ2020年3月31日時点でお客様にそのような自己規制サービスを提供することが義務付けられるようになります。  

全面的に支持される決断

ヘレン文化大臣は、ギャンブル委員会の当決定事項を全面的に支持しており、現代のギャンブル法もデジタル化が進むギャンブル市場に対応できるよう見直しされる必要があることを指摘しました。

さらに英国のギャンブル業界、ベッティング、ゲーム評議会の業界団体も当決断を支持しており、ギャンブル依存症である対象者をできるだけ早く特定できるように当メンバーが研究を行うことにも支持しています。

また、ギャンブルファンディング機関：GambleAwareの最高経営責任者マーク・エッチス氏は、禁止されることに対してサポートをしているものの、同時にプレイヤーが簡単にアクセスでき、なおかつ安全な環境でギャンブルをする機会を持つべきだと主張しており、また、ギャンブル依存症に苦しむ人々にさらなる保護を提供するためあらゆる可能な措置を実施し、行動することが重要であると述べています。

ギャンブル依存症相談専門機関

オンラインカジノで遊ぶことにより、日頃のストレスを発散したり、楽しい時間を過ごせることもできますが、そんな明るい一面とは裏腹に知らず知らずのうちにゲーム依存症に陥ってしまう方もいることは事実です。

もしも、当記事を読まれている読者がご自身または知り合いがギャンブル依存症であるという疑いがある場合は、当ギャンブル侍サイトでご紹介しているギャンブル依存症相談機関にカウンセリングのサービスを受けることをご検討ください。

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ギャンブルは責任あるプレイをすれば楽しい娯楽になります。

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